釧路市議会 > 2020-12-11 >
12月11日-04号

  • "河川流水占用料等徴収条例"(/)
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  1. 釧路市議会 2020-12-11
    12月11日-04号


    取得元: 釧路市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-07
    令和 2年第6回12月定例会             令和2年第6回12月定例会        釧 路 市 議 会 会 議 録  第 4 日             令和2年12月11日(金曜日)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議事日程  午後3時開議日程第1 議案第101号から第117号まで並びに陳情第4号及び第5号(委員長報告表決日程第2 議案第118号 釧路市議会委員会条例の一部を改正する条例日程第3 意見書案第12号 不妊治療への保険適用拡大を求める意見書     意見書案第13号 犯罪被害者支援充実を求める意見書     意見書案第14号 住まい暮らし安心を確保する居住支援強化を求める意見書 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 会議に付した案件1 諸般の報告1 日程第11 日程第21 日程第3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席議員(28人)   議 長 15番  松 永 征 明   副議長 16番  松 橋 尚 文       1番  伊 東 尚 悟       2番  大 澤 恵 介       3番  山 口 光 信       4番  金 安 潤 子       5番  三 木   均       6番  高 橋 一 彦       7番  続 木 敏 博       8番  森     豊       9番  粟 屋   剛       10番  松 原 慶 子       11番  河 合 初 恵       12番  大 越 拓 也       13番  西 村 雅 人       14番  草 島 守 之       17番  秋 田 慎 一       18番  月 田 光 明       19番  畑 中 優 周       20番  村 上 和 繁       21番  梅 津 則 行       22番  板 谷 昌 慶       23番  岡 田   遼       24番  工 藤 正 志       25番  松 尾 和 仁       26番  宮 田   団       27番  酒 巻 勝 美       28番  佐 藤 勝 秋 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席を求めた者 休会前に同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本会議場に出席した者 休会前に同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議会事務局職員 休会前に同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  午後3時00分開議 △開議宣告議長松永征明) 皆さんご苦労さまでございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、休会前に引き続き会議を開きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △諸般の報告議長松永征明) 事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長若生貴仁) 報告をいたします。 ただいまの出席議員は28人であります。 次に、本日付で三木均議員外7人から意見書案第12号不妊治療への保険適用拡大を求める意見書意見書案第13号犯罪被害者支援充実を求める意見書意見書案第14号住まい暮らし安心を確保する居住支援強化を求める意見書、以上3件の提出がありましたので、お手元に配付いたしました。 次に、本日の議事日程日程第1 議案第101号から第117号まで並びに陳情第4号及び第5号日程第2 議案第118号日程第3 意見書案第12号から第14号までであります。 以上で報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日程第1 議案第101号ほか上程(委員長報告表決) ○議長松永征明) 日程第1、議案第101号から第117号まで並びに陳情第4号及び第5号を一括議題といたします。  ──────────────────── △委員長報告議長松永征明) 順次、各委員長報告を求めます。 最初に、総務文教常任委員長報告を求めます。 25番松尾和仁委員長。 ◆25番(松尾和仁議員) (登壇) 今定例会において、当総務文教常任委員会に付託されました各案件につきまして、審査概要と結果を報告いたします。 当委員会は、12月7日に開会し、4日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第117号工事請負契約の締結に関する件について、談合情報が寄せられ、一旦は入札中止になった契約案件である。その情報には落札予定事業者が特定されているなど、当事者しか知り得ない情報が含まれていた。しかも再度行われた入札においては、談合情報で特定された事業者が落札している。市は、談合情報に基づいて調査を行い、談合はなかったと結論づけたが、入札参加予定事業者2者に事情聴取を行ったのみで、それを裏づける調査もされていない。市の調査によって談合の可能性が完全に否定されたとは言い難い。よって反対する。 議案第114号財産取得の件について、学校の大規模で長期の臨時休校措置のときに、リモート授業に対応するため、タブレット端末を購入することは理解できる。しかし、この端末を使ってGIGAスクール構想を推進し、個別最適化された学びと称して、これまでの教育内容を変質させるようなことがあってはならない。以上、意見を付して賛成する。との態度表明がありました。 採決の結果、議案第117号工事請負契約の締結に関する件につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第101号令和2年度釧路一般会計補正予算中、歳入各款、債務負担行為、歳出第2款(総務費の一部)、同第11款(教育費)、同第14款(諸支出金)、議案第104号令和2年度釧路動物園事業特別会計補正予算議案第114号財産取得の件、議案第116号製造請負契約の締結に関する件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情第4号「1年単位の変形労働時間制」導入のための条例制定ではなく、コロナ禍での教職員の長時間過重労働解消のための施策を求める意見書の件につきましては、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長松永征明) 次に、経済建設常任委員長報告を求めます。 2番大澤恵介委員長。 ◆2番(大澤恵介議員) (登壇) 今定例会において、当経済建設常任委員会に付託されました各案件につきまして、審査概要と結果を報告いたします。 当委員会は、12月7日に開会し、3日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決の結果、議案第101号令和2年度釧路一般会計補正予算中、歳出第7款(商工費)、議案第106号令和2年度釧路水道事業会計補正予算議案第108号釧路企業立地促進条例の一部を改正する条例議案第109号釧路道路占用料条例の一部を改正する条例議案第110号釧路河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例議案第111号釧路地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例議案第112号釧路地域優良賃貸住宅条例議案第113号釧路公営企業設置等に関する条例等の一部を改正する等の条例議案第115号市道路線の認定の件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長松永征明) 次に、民生福祉常任委員長報告を求めます。 1番伊東尚悟委員長。 ◆1番(伊東尚悟議員) (登壇) 今定例会において、当民生福祉常任委員会に付託された各案件につきまして、審査概要と結果を報告いたします。 当委員会は、12月7日に開会し、4日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決の結果、議案第101号令和2年度釧路一般会計補正予算中、歳出第2款(総務費の一部)、同第3款(民生費)、議案第102号令和2年度釧路国民健康保険特別会計補正予算議案第103号令和2年度釧路介護保険特別会計補正予算議案第105号令和2年度釧路病院事業会計補正予算議案第107号釧路指定居宅介護支援等事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情第5号児童福祉施設等従事者慰労金の支給を求める件につきましては、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長松永征明) 次に、石炭対策関連エネルギー調査特別委員長報告を求めます。 18番月田光明委員長。 ◆18番(月田光明議員) (登壇) 当石炭対策関連エネルギー調査特別委員会付議事件であります「石炭産業振興対策及び石炭火力発電所立地促進に関する件」について、前委員会以降の審査の経過と概要報告いたします。 当委員会は、11月26日に開催し、審査を行いました。 審査においては、今年度の炭鉱技術研修事業実施状況釧路コールマイン株式会社の経営への影響についての質問があり、理事者から、コロナ禍の影響で研修生が来釧できないことから、リモートによる研修を中心に行っているほか、ビデオ教材を作成するなど研修内容充実に努めている。研修の実施に当たっては、当初より例年どおりの準備を進めていたことから、ある程度の事業は実施されており、釧路コールマイン株式会社の経営に大きな影響はないと聞いているとの答弁がありました。 当委員会でなされた審査が、石炭産業長期安定政策確立安定振興に資することを期待し、以上で中間報告を終わります。 ○議長松永征明) 次に、都心部市街地整備特別委員長報告を求めます。 14番草島守之委員長。 ◆14番(草島守之議員) (登壇) 今定例会において、当都心部市街地整備特別委員会付議事件であります「釧路周辺地区北大通及び北大通隣接地区都市機能充実と、都市機能充実に資する民間事業誘発促進に関する件」について前委員会以降の審査の経過と概要報告いたします。 当委員会は、11月25日に開催し、審査を行いました。 審査において、防災等の視点を含む釧路周辺まちづくりに関し、釧路都心部まちづくり計画事業構想編の策定について、前半部対象としたパブリックコメントの実施結果や、素案の内容については、北大通共栄新橋大通を接続する新設交差道路に関し、バスや歩行者利便性安全性の確保などの理由から、公共交通(バス)専用道路とし、釧路の顔としての拠点性の向上やにぎわい創出のため、駅周辺の空間や道路形状の一部を変更したこと、また、鉄道高架の着工に向けたスケジュールが示され、最短で8年後の事業着手を目指していることや、鉄道高架事業に要する概算事業費及び市の負担額などについての議論がありました。 当委員会でなされた審査が、釧路周辺地区北大通及び北大通隣接地区都市機能充実に資することを期待し、以上で中間報告を終わります。 ○議長松永征明) 次に、議会広報特別委員長報告を求めます。 11番河合初恵委員長
    ◆11番(河合初恵議員) (登壇) 当議会広報特別委員会付議事件であります「議会活動の広報に関する件」について、審査の経過を報告いたします。 当委員会は、閉会中の10月19日及び今会期中の12月10日に開催し、審査を行いました。 10月19日の審査においては、市議会だより第67号の紙面内容を確認しました。 12月10日の審査においては、市議会だより第68号の発行予定及び紙面構成を確認しました。 以上で報告を終わります。 ○議長松永征明) 以上で各委員長報告は終わりました。  ──────────────────── △委員長報告に対する質疑議長松永征明) 各委員長報告に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △議案第101号ほか16件討論省略議長松永征明) この際、お諮りいたします。 議案第101号から第117号までの以上17件に対する討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △議案第101号ほか15件表決可決) ○議長松永征明) 最初に、議案第101号から第116号までの以上16件を一括採決いたします。 各案に対する委員長報告原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △議案第117号表決起立多数・可決) ○議長松永征明) 次に、議案第117号工事請負契約の締結に関する件を採決いたします。 この採決起立採決をもって行います。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案委員長報告のとおり決することに賛成議員起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長松永征明) 起立多数と認めます。 よって、本案委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △陳情第4号ほか1件討論省略議長松永征明) この際、お諮りいたします。 陳情第4号及び第5号に対する討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △陳情第4号表決起立少数・不採択) ○議長松永征明) 陳情第4号「1年単位の変形労働時間制」導入のための条例制定ではなく、コロナ禍での教職員の長時間過重労働解消のための施策を求める意見書の件を採決いたします。 この採決起立採決をもって行います。 本件に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 本件原案のとおり採択することに賛成議員起立を求めます。  〔起立少数〕 ○議長松永征明) 起立少数と認めます。 よって、本件は不採択と決しました。  ──────────────────── △陳情第5号表決起立少数・不採択) ○議長松永征明) 次に、陳情第5号児童福祉施設等従事者慰労金の支給を求める件を採決いたします。 この採決起立採決をもって行います。 本件に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 本件原案のとおり採択することに賛成議員起立を求めます。  〔起立少数〕 ○議長松永征明) 起立少数と認めます。 よって、本件は不採択と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日程第2 議案第118号釧路市議会委員会条例の一部を改正する条例可決) ○議長松永征明) 日程第2、議案第118号釧路市議会委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明質疑委員会付託討論省略議長松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、提案説明質疑委員会付託討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決議長松永征明) 議案第118号を採決いたします。 本案原案可決と決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、本案原案可決と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日程第3 意見書案第12号不妊治療への保険適用拡大を求める意見書      意見書案第13号犯罪被害者支援充実を求める意見書      意見書案第14号住まい暮らし安心を確保する居住支援強化を求める意見書可決) ○議長松永征明) 日程第3、意見書案第12号から第14号までを一括議題といたします。  ──────────────────── △提案説明質疑委員会付託討論省略議長松永征明) この際、お諮りいたします。 各案につきましては、提案説明質疑委員会付託討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決議長松永征明) 意見書案第12号から第14号までの以上3件を一括採決いたします。 各案を原案可決と決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は原案可決と決しました。  ────────────────────  〔朗読せざるも掲載〕 意見書案第12号   不妊治療への保険適用拡大を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  令和2年12月11日         提出者  釧路市議会議員  三 木   均                 同     河 合 初 恵                 同     山 口 光 信                 同     森     豊                 同     大 越 拓 也                 同     梅 津 則 行                 同     岡 田   遼                 同     松 尾 和 仁  ……………………………………………………………………   不妊治療への保険適用拡大を求める意見書 日本産科婦人科学会のまとめによると、平成30年に不妊治療の一つである体外受精で生まれた子どもは5万6979人となり、前年に続いて過去最高を更新したことが分かった。これは実に16人に1人が体外受精で生まれたことになる。また晩婚化などで妊娠を考える年齢が上がり、不妊に悩む人々が増えていることから、治療件数も45万4893件と過去最高となった。 国においては平成16年度から、年1回10万円を限度に助成を行う「特定不妊治療費助成事業」が創設され、その後も助成額所得制限などを段階的に拡充してきている。また、不妊治療への保険適用もなされてきたが、その範囲は不妊原因調査など一部に限られている。保険適用外体外受精顕微授精は、1回当たり数十万円の費用がかかり何度も繰り返すことが多いため、不妊治療を行う人々にとっては過重な経済負担になっている場合が多い。 厚生労働省は、不妊治療実施件数や費用などの実態調査を10月から始めているが、保険適用拡大及び所得制限の撤廃も含めた助成制度の拡充は、早急に解決しなければならない喫緊の課題である。 よって、政府においては、不妊治療を行う人々が、今後も安心して治療に取り組むことができるよう、下記の事項について早急に取り組むよう強く要望する。             記1 不妊治療は一人一人に最適な形で実施することが重要であるため、不妊治療保険適用拡大に当たっては、治療を受ける人の選択肢を狭めることがないよう十分配慮すること。具体的には、現在、助成対象となっていない「人工授精」をはじめ、特定不妊治療である「体外受精」や「顕微授精」、さらには「男性に対する治療」についてもその対象として検討すること。2 不妊治療保険適用拡大が実施されるまでの間については、その整合性も考慮しながら、所得制限の撤廃や回数制限の緩和など既存の助成制度の拡充を行うことにより、幅広い世帯を対象とした経済的負担の軽減を図ること。3 不妊治療と仕事が両立できる環境をさらに整備するとともに、カウンセリングなど不妊治療に関する相談体制の拡充を図ること。4 不育症への保険適用や、事実婚への不妊治療保険適用及び助成についても検討すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年12月 日                     釧 路 市 議 会 内閣総理大臣  宛 厚生労働大臣  …………………………………………………………………… 意見書案第13号   犯罪被害者支援充実を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  令和2年12月11日         提出者  釧路市議会議員  三 木   均                 同     河 合 初 恵                 同     山 口 光 信                 同     森     豊                 同     大 越 拓 也                 同     梅 津 則 行                 同     岡 田   遼                 同     松 尾 和 仁  ……………………………………………………………………   犯罪被害者支援充実を求める意見書 平成16年に犯罪被害者等基本法が成立し、犯罪被害者は「個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい処遇を保障される権利」の主体であることが宣言され、犯罪被害者支援施策は一定の前進を果たした。しかしながら、犯罪被害者の多種多様なニーズに応えられるだけの整備は、いまだ十分になされているとは言い難い。 例えば、被害直後から公費によって弁護士支援を受ける制度や、国による損害の補償制度といった、財政支援を必要とする施策はいまだに実現されていない。 また、犯罪被害者支援条例の制定や、性犯罪性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの設立といった施策も、地域によって大きな格差を残している。 よって、政府においては、犯罪被害者の権利に対応して、たゆまず支援施策充実を進めていく責務を負っていることから、犯罪被害者支援充実を図るため下記の事項を実施するよう強く要望する。             記1 犯罪被害者民事訴訟等を通じて迅速かつ確実に損害の賠償を受けられるよう、損害回復実効性を確保するための必要な措置を講じること。2 犯罪被害者等補償法を制定して犯罪被害者に対する経済的支援充実させるとともに、手続的な負担を軽減する施策を講じること。3 犯罪被害者の誰もが、事件発生直後から弁護士による法的支援を受けられるよう、公費による被害者支援弁護士制度を創設すること。4 性犯罪性暴力被害者のための病院拠点型ワンストップ支援センターを、都道府県に最低1か所は設立し、人的・財政的支援を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年12月 日                     釧 路 市 議 会 総務大臣 法務大臣 厚生労働大臣      宛 国土交通大臣 内閣官房長官 国家公安委員会委員長  …………………………………………………………………… 意見書案第14号   住まい暮らし安心を確保する居住支援強化を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  令和2年12月11日         提出者  釧路市議会議員  三 木   均                 同     河 合 初 恵                 同     山 口 光 信                 同     森     豊                 同     大 越 拓 也                 同     梅 津 則 行                 同     岡 田   遼                 同     松 尾 和 仁  ……………………………………………………………………   住まい暮らし安心を確保する居住支援強化を求める意見書 我が国においては空き家等が増える一方、高齢者、障がい者、低所得者、ひとり親家庭などの住居確保要配慮者は増え、頻発する災害による被災者への対応も急務となっている。 また、新型コロナウイルスの影響が長期化する中、家賃の支払いに悩む人が急増し、生活困窮者自立支援制度の住居確保給付金の支給決定件数は、今年4月から9月までの半年間で10万件を超え、昨年度1年間のおよそ26倍にのぼっている。 住まいは生活の重要な基盤であるとともに全世代型社会保障の基盤でもあり、住まい暮らし安心を確保する居住支援強化は喫緊の課題となっている。 よって、国においては、下記の事項を速やかに実施するよう強く要望する。             記1 住居確保給付金の利用者の状況等実態調査を踏まえ、住居確保給付金の支給期間(最長9か月)を延長し、より使いやすい制度へ見直すこと。2 住居確保給付金の受給者や低所得のひとり親家庭など、住まいの確保が困難な人が住んでいる家をそのままセーフティネット住宅として登録し、転居することなく、公営住宅並みの家賃で住み続けることができるよう、公募原則の適用を外すとともに、住宅セーフティネット制度の家賃低廉化補助制度を大幅に拡充すること。3 空き家などの改修・登録に取り組む不動産事業者と貸主へのインセンティブ強化や、新型コロナウイルス感染症拡大防止等を推進するため、住宅セーフティネット制度の改修費補助及び登録促進に係る取組への支援を拡充すること。4 令和3年度から改正社会福祉法に基づきスタートする重層的支援体制整備事業において、必要な予算を確保して居住支援等の参加支援充実を図るなど、各市町村の実情を踏まえた包括的支援体制の構築と必要な支援の提供を進めること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年12月 日                     釧 路 市 議 会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 財務大臣   宛 法務大臣 厚生労働大臣 国土交通大臣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △閉会宣告 ○議長松永征明) 以上をもって今議会の日程は全て終了いたしました。 令和2年第6回釧路市議会12月定例会はこれをもって閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。             午後3時20分閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       釧路市議会 議  長 松 永 征 明         同   副 議 長 松 橋 尚 文         同   議  員 金 安 潤 子         同   議  員 大 越 拓 也         同   議  員 岡 田   遼...